珈琲豆ヒゲぺい話 〜炭火直火式焙煎とは?〜

今回は、珈琲豆の焙煎方法について

少し書いてみようと思います。

 

珈琲の焙煎という作業は

パンに例えるならトーストする

「焼く」ということ

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珈琲豆の場合はローストする

「煎る」ということ

この作業を焙煎と言います。

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自家焙煎というのは

焙煎される前の生の珈琲豆を仕入れて

そのお店で焙煎している、ということです。

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「自家焙煎」について詳しく知りたい方はこちら

 

自家焙煎といっても

いろいろな方法があります。

そして、その焙煎方式で

仕上がる珈琲の特徴も変わってきます。

 

まず、珈琲豆を煎るための熱源もいろいろあります。

1、ガスの炎(ガスバーナー)

直火式焙煎

※画像はイメージです

 

2、炭火の炎(遠赤外線や赤外線の熱)

炭火直火式焙煎

※画像はイメージです

 

その他にも電気の熱で焙煎するなど

いろいろあります。

 

それから焙煎の方法(方式)

ガスの熱を使って焙煎することが一般的で

その中でも、熱風式なのか、直火式なのか

それによって特徴が変わってきます。

 

1、熱風式(ガス)

その名の通り、高温の熱の風で珈琲豆を煎る

特徴:香りのよい軽い珈琲に仕上がる

熱風式焙煎

※画像はイメージです

 

2、直火式(ガス)

直接、ガスバーナーの炎が珈琲豆に当たることで珈琲豆を煎る方法

特徴:珈琲豆のコクがストレートに出てストロングな珈琲に仕上がる

直火式焙煎

※画像はイメージです

 

3、炭火直火式(みちみち種やの珈琲)

直接、炭火の炎が珈琲豆に当たることで珈琲豆を煎る方法

特徴:珈琲豆の持つ独特の香りとコクをだすことができる

炭火焙煎イメージ

※画像はイメージです

 

この他にも、半熱風式など

いろいろある中で

みちみち種やの珈琲豆は

今、紹介した中の3番目

「炭火直火式」で珈琲豆を焙煎しています。

 

炭火の特徴は

遠赤外線や赤外線が発生することです。

珈琲豆の内部から加熱されるので

珈琲豆は、よくふくれて、柔らかく仕上がります。

ご飯がふっくら炊きあがると美味しいように

珈琲もふっくら煎り上がると豊かな味わいが生まれます。

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 ※ごはんにのってるのは山わさびです(笑)

 

そして

焼き鳥や炉端焼きなど

炭火で調理した食材の美味しさは格別ですよね。

 それと同じことが珈琲にも当てはまります。

炭火直火焙煎だからこそ

珈琲本来の独特の香りとコクを引き出すことができます。

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ただ、炭火焙煎にはデメリットもあります。

まず、ガスよりコストがかかります。

その上、炭火というのは火力の調節がとても難しくて

ただでさえ繊細で難しい焙煎という作業を

さらに難しくさせます。

 

それでもわざわざ炭火焙煎を選んだのは

難しいからこそ

マニュアルには書き記せない経験と感覚

そういう職人の技が何より活きる

炭火直火焙煎という方法

そして

炭火焙煎でしか味わえない珈琲の味に

とても魅力を感じているからなのです。

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それからもう1つ

デメリットというのか

炭火焙煎に対するイメージとして

「炭火焙煎」「炭焼き珈琲」というと

苦くて、燻したような炭臭さ

個性の強すぎる印象が根付いてるようです。

でも、みちみち種やの炭火焙煎珈琲は

「炭火で焙煎しているんですよ」

と言わなければ気づかれることはほとんどありません。

炭臭さを残さずに

珈琲豆本来のコクと香りを引き出す・・・

その秘密は

長〜くなってしまうので

また今度、珈琲を飲みながらゆっくりと・・・

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 なんだか難しくて長い話になってしまったけれど

炭火の炎って、うまく言葉にできない魅力があって

「思い」のようなものを込められる気がするんですよね。

おいしい時間になりますように・・・

そういう思いを込めて

炭火の炎で、いつも珈琲豆を焙煎しています。

 

最後まで読んで頂き感謝です。

ありがとうございます。

てっぺい