ひととき

今日もご注文の珈琲豆を

丁寧に、丁寧に、焙煎しました。

神宮マーケットの準備も

少ない時間の中で、できることを精一杯。

 

「今日の作業はもう終わり」

と思ったらもうこんな時間です。

あっという間に日をまたいでしまいました。

 

さてと

気分転換・・・

珈琲を飲みながら

配達の途中で撮影した写真を

なんとなく、ながめるひとときの

なんと幸せなこと。

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風景と心と

対話するひととき

今日も、珈琲を一杯。

 

<今日の珈琲>

モカ浅炒り

こころ

今日はなぜかこの言葉が思い浮かびました。

そして、フィルムカメラで久々に写真を撮った。

「ガシャコンっ」という

メカニカルなシャッター音と

「撮った!」という実感が強烈に身体に残った。

そして

デジカメのように

すぐに撮った画像を確認できないかわりに

撮った瞬間の景色が記憶に残っている。

それが、強烈に残った「撮った実感」なのだと思う。

 

なぜ、こんなに写真が好きになったのだろう。

小学生のころ

プラモデルをジオラマ風に撮影したくて

父にカメラを借りたのが始まりだったと思う。

そのときの庭の景色やプラモデルのことも

不思議と鮮明に覚えている。

 

はじめは撮るのが、ただ楽しくて

庭の草木

街角

風景

 

そのうちに

モノクロ写真に出逢い

カメラ越しに見る世界の向こう側

のような

撮っている自分の内面

というか

なにか形のないもの

それこそ「こころ」

と向き合う道具として

カメラにのめり込んだのだと思う。

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ここまで書いてみて

「こころ」という言葉が繋がったなぁと

ひとりで納得してしまった。

 

実は、

珈琲豆の焙煎という仕事が

自分の感覚として

フィルムカメラで撮って

フィルムを自分で現像して

写真を印画紙に焼き付ける

という写真の作業と

通じるものがあって

 

これは、感覚的過ぎて

今までは説明がとても難しいと思っていたのですが

「こころ」と向き合う

という点が共通しているんだ!

 

珈琲を通して

自分と向き合い

焙煎という仕事の向こう側に

自分の焙煎した珈琲豆を

待っていて下さるお客様がいて

そこに暮らしがあって

景色がある。

 

今日、今、

自分の中で 強く

この焙煎という仕事に直感で惹かれた理由に

気がつきました。

 

忘れられない写真を一枚と

忘れられない珈琲を一杯。

今日は、沢山珈琲を飲みました。

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<今日の珈琲>

種やブレンド http://www.taneyaka.com/cn43/blended/pg97.html

ブラジルアロマショコラ カフェインレスコロンビア

 

マクンベツ湿原

今日も

珈琲豆の焙煎を終えて

晩ご飯を食べたら

もう、こんな時間。

 

仕事を終えて

昨日撮ったマクンベツ湿原の写真を見みながら

今日も、珈琲を一杯。

 

マクンベツ湿原は

不思議な世界だった。

 

言葉ではなく強い意志を感じて

「触るな」と言われている気がした。

 

「おじゃまします」と言って入り

「ありがとうございました」を言って帰ってきた。

 

自然は、命がむきだしなのだ。

だから、緊張と感動がある。

そう感じた。

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<今日の珈琲>

「グアテマラ」が最近おもしろい

 

いつもと違ういつものこと

毎日、毎日、

新しい発見ばかりではない。

でも、いつもと同じだ

と、思っていること

いつもと同じに見える景色も

気がつかない速度で

変化を続けている。

 

自分自身も同じだ。

いつもの自分

のようで

どんどん変化している。

 

いつもと同じ

ということは

安心感でもある。

 

でも

本当は

変化し続けている。

 

感覚を研ぎすます

ということは

その変化に気づくこと

違いに気づく

ということだと思う。

 

暮らしのなかの

些細なことが

面倒だと感じたら

それは

疲れている証拠だ。

 

そんなときこそ

いつもよりゆっくりと

珈琲を淹れてみる。

 

いつもはしないけれど

じっと花を見つめてみる。

 

なんにも考えず

景色に心を溶かしてみる。

 

いつもの珈琲

いつもの自分

いつもの景色

 

同じようで

同じではない

今日の、珈琲を一杯。

去年の夏

去年の夏に

小樽で写真を撮った。

知らない街を歩くと

知らない自分と

出会う瞬間がある。

自分が何に

心を動かされるのか。

作為ではなく

ありのままの自分と

ありのままの風景。

歩いた道のり

そのときの感覚を

思い出しながら

自分と向き合い

今日も、珈琲を一杯。

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