2年前に亡くなった父のこと
思い出して、涙があふれた8月だった。
ちゃんと寂しさを受け止める涙だったと思う。
病気になったのは残念だったけど
でも、そのお陰で最後の大切な時間を共有できた。
思い出は綺麗な妄想にしてしまわず
辛かったことも忘れないようにしたい。
あの世へ橋を渡る瞬間
隣で一緒に手を繋いでいた。
妻がそう促してくれなかったら
自分ではそうできなかった。
どの場面を思い出しても
自分ではそうできなかったことばかりで
本当に妻に感謝している。
いなくなってしまったのに
以前より近くにいる、と感じる。
大切な人は
自分のために亡くなったのだ
そう思うことにしている。
「じゃあどうする?」
自分の人生を生きなければ
父の死を生きる力に変えなければ
そう思えたのも、父のお陰だ。
前向きな姿勢
前向きな言葉で
この人は自分で自分の背中を押しながら生きてきたんだ。
そのことに気づけたことが
何よりの財産だと思う。
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