もう9月ですが8月のこと

2年前に亡くなった父のこと

思い出して、涙があふれた8月だった。

ちゃんと寂しさを受け止める涙だったと思う。

病気になったのは残念だったけど

でも、そのお陰で最後の大切な時間を共有できた。

思い出は綺麗な妄想にしてしまわず

辛かったことも忘れないようにしたい。

あの世へ橋を渡る瞬間

隣で一緒に手を繋いでいた。

妻がそう促してくれなかったら

自分ではそうできなかった。

どの場面を思い出しても

自分ではそうできなかったことばかりで

本当に妻に感謝している。

 

いなくなってしまったのに

以前より近くにいる、と感じる。

 

大切な人は

自分のために亡くなったのだ

そう思うことにしている。

 

「じゃあどうする?」

 

自分の人生を生きなければ

父の死を生きる力に変えなければ

 

そう思えたのも、父のお陰だ。

 

前向きな姿勢

前向きな言葉で

この人は自分で自分の背中を押しながら生きてきたんだ。

そのことに気づけたことが

何よりの財産だと思う。

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