人生に捧ぐ

いろんな朝がある

息をするのも忘れるくらい

慌ただしい朝もあれば

鳥の声に耳を澄ますような

穏やかな朝もある。

日が昇る

それぞれの朝

 

時間に追われる生活をしているとき

それは仕方なくそうなっていて

どうにもできないものだと、身体が思い込んでしまう。

どうにもならないことが多すぎて

自分という存在を無視するように

ただ流されていくだけのように思えて

ただただ空しくなっていたことを思い出す。

 

そんなとき

立ち止まって、よく考えてみる。

どんなふうに朝の時間を過ごすかということは

実は自分で決められるはず…

 

忙しさに追われる朝の時間を

少しでも変えることができたなら

どうにもならないと思い込んでいたことも

どうにかできるのではないか?と考えて

会社を辞めるまでの最後の1ヶ月

いつもより早く起きて

お湯を沸かし豆を挽き

自分のために丁寧に

コーヒーを淹れていました。

あの日のように

今日も一杯のコーヒーから1日を始めます。

 決意を確かめるように

そして、自分の可能性を本気で信じて

人生に捧ぐ一杯の珈琲から

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