モカだけでは味わえないスッキリとした苦味が人気の秘密
コーヒーの種類はいろいろありますが、〈モカ〉と聞くとハッキリ好き嫌いが別れるような気がします。どちらかというとモカは個性的は印象が強いかもしれません。でも、同じモカでも焙煎の度合いによって全く違う印象になります。浅炒りで仕上げると酸味があって個性的な風味が残りますが、中深炒りで仕上げたモカは、酸味は程よいバランスで風味豊でナチュラルな苦味となります。
先週の売れ筋ランキングにも3位に入っていましたが、最近ジワジワと人気上昇中の〈冴ゆドライブレンド〉の美味しさのヒミツ、それは〈モカ〉の美味しさが決め手となっているんです!
冒頭にも書いたとおり、ブレンドにモカを使っていると説明しているので、モカの浅炒りの個性的な印象のせいなのか、あまり人気があるブレンドではありませんでした。どちらかというと、好みの別れるコーヒーで、初めての人はなかなか注文しないけれど、一度ハマったらヤミツキ。
少数ですが熱狂的なファンがいるブレンドでした。
でも、それが最近、ちょっと様子が変わってきて人気がジワジワと出始めています。
きっと飲んで気に入ってくれた熱狂的な冴ゆファンの方が広めてくれているのかなぁと思っているのですが。その辺は妄想を膨らますことにして、せっかくなのでこの機会に、冴ゆの美味しさのヒミツをお伝え出来ればなと思います。
美味しさの決め手は〈モカ〉にある!と書きましたが、冴ゆに使用しているモカは、エチオピア産のハラー ボールドグレンという種類を使用しています。ボールドグレンというのは、ハラーの中でも最高級品。味、香り、そして、何かと比べることのできないモカの存在感に感動します。そのままでも十分おいしい最高級モカハラーをブレンドのベースに使用するからには、そのままでは味わえない美味しさが生み出せなければ、ブレンドする意味がありません。冴ゆというブレンドは、焙煎度合いの違う豆をミックスすることで、見事に、その〈ブレンドする意味〉を感じさせてくれます。
全体はモカ中深炒りの風味と存在感、そして後味にキレの良いフレンチローストの苦味が効いていて、それが〈スッキリ感〉に繋がっています。後味のキレが良い、ということでドライブレンドという名前を付けています。
珈琲は、第一印象がとても強く残る飲み物なので、一度美味しくないと感じた印象が、どうしてもその後の珈琲選びに強く影響してしまいます。でも、焙煎方法や焙煎度合いによって、同じモカでも全く違う印象になるのが珈琲なんですよね。でも、そうは言っても苦手なものは苦手!珈琲は嗜好品なので、好みを変えることはできませんが、みちみち種やの珈琲を飲んでくださるお客さまが、自分の好みの珈琲に出逢うことができたなら、それがなにより嬉しいなぁと思っています。
話を掘り下げたのか、散らかしたのか。笑
長々書いてしまいましたが、珈琲のことならこんなに書けるのかと自分でも驚きました。
冴ゆというブレンドにちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しいなぁと思っています。
ありがとうございます。
暮らしと珈琲みちみち種や/てっぺい
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